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【コラム】[意外に難しい!中学受験の英語〜小学校の英語はどうなる?]


こんにちはGAコラムライターの星野です。
前回のブログ、「小学校の英語が“教科”になると、何が変わる?」に続き、増える中学受験の英語から、子どもたちの英語がどう変わっていくのか、見てみたいと思います。

増える英語受験。形式は?
これまで中学受験というと、国語・算数に理科・社会を加えた最大4教科が基本でした。これに加え、小学校の外国語活動が必修化されたことで、英語を入学試験に加える中学校が増えています。今後高学年の英語が教科化されることで、ますます本格化すると予想されます。
中学受験のための模試を行う「首都圏模試センター」によると、首都圏の中学校では、今年新たに入試科目の一つとして英語を導入した学校がほぼ倍に。全部で30校を超える学校が、一般の入学試験に英語を導入しています。

全ての学校がHP上で情報を公開しているわけではありませんが、挙げられている学校の入試情報を一通り確認したところ、英語面接や作文を課しているのはほんの一部。一割にも満たない学校でした。
つまり、多くの試験が記述式の筆記試験(リスニング含む)ということになります。

意外に高い!中学受験英語のレベル
レベルについて、英語検定5級程度と定めているところもあれば、出願資格が「英語検定3級以上の取得者」と決まっているところもありました。英検5級といえば“中学初級程度”ですが、英検3級ともなれば“中学卒業程度”。中学入学時点で、中学校で習得するとされている全課程。結構レベルが高いですね。
なお、“英検4級相当以上の英語力を有するもの”と出願資格を挙げている「実践女子学園」では、過去の入試問題が一部公開されていましたので、お借りしてみました。

−−−−(以下引用)−−−−−−−−
Choose the best answer to fill in each blank. Write the number of the answer on your answer sheet.

The doctor advised him ( ) too much.
1. not to eat 2. to not eat 3. not eaten 4. eating not

( ) at the sad news, I didn’t cry.
1. Because I surprised 2. Though I surprising 3. Though surprised 4. Surprising
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−(ここまで)

一つ目の問題のほんの一部ですが、いかがですか?基本的なことがしっかり身についていないと解けない印象です。

小学校の英語は、教科化でどうなる?
さて、小学校の英語教科化に話を戻します。
小学校でも英語に成績をつけるとなると、恐らくこのような記述式のテストが行われることになるでしょう。正解・不正解が明確で、結果が点数で示されます。
でも…あれ?ちょっと待てよ…と思いませんか。このテスト、中学校で行われるものが前倒しで行われるだけにも見えます。
いえ、きっとそうなのでしょう。文部科学省のプランでは、“小学校中学年の英語を必修化し、高学年の授業を教科化した場合、中学校の卒業時の英語レベルを、今の3級から準2級レベルまで引き上げる”としています。
範囲は少し異なりますが大雑把に言えば、“中学校・高校でやっていたものを、小学校・中学校でやりましょう。”ということですよね。

でもこれって、今の「中学・高校の6年間英語をやったけど、しゃべれない」という日本人の多くの悩みを解決する方法になるでしょうか。小学校・中学校の課程を終えて高校生になったらいきなり英語が話せる…とは思えません。点数のつきやすい文法や読み書きを一生懸命やって、いざ話してみましょう!では話せないのは、今の大人が実証済みでは…?

もちろん、まだ小学校の英語プランは進行中で決まったものはありません。早く始めることでメリットも多くあるでしょう。しかし教科にするために、点数化しやすいものを点数化するのでは、これまでと変わらない気がします。大人になって会話の勉強をし直す今のシステムには、ムダがありすぎます。
子どもたちには、楽しく英語でコミュニケーションをとることを知って欲しいなぁと、思うのです。
改めて、あなたは小学校の英語教科化について、どう思われますか?

参照サイト
首都圏模試センター
http://www.syutoken-mosi.co.jp

実践女子学園/入試問題
http://hs.jissen.ac.jp/contents/hp0044/index.php?No=80&CNo=44

[プロフィール]
星野みゆき。人生の90%を埼玉で過ごす。日本語が好きで、高校生の頃から日本語を使って仕事がしたいと思うようになり、初めて就いた職はコピーライター。27歳の時思い立って英語の勉強を始め、1年後英語が話せないままイギリスに留学。奇跡的に1年で学校を卒業し帰国するも、相変わらず英語は話せないまま。無謀にも外資系企業に就職。この頃GAPと出会い、その趣旨にいたく共感する。ある日上司が外国人になりヒーヒーしているうちに子どもが生まれ、気付けばフリーのライターに。GAに刺激され、再び英語を勉強中。ハマっていることはゴルフ観戦。PGAツアーが始まる10月から翌年の9月まで週末はほぼ寝不足。

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gap staff • 2015-04-10


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