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【サッカー英語コラム】[選手の特徴を表現する様々な英語を知ろう~アーセナルのサンチェス編~]

選手の特徴を表現するのに、例えば日本語では「スピードがある」「パス精度が高い」「ボールを持ちすぎる」などなど、いろいろな言い方がありますよね。今回は www.espnfc.com の選手紹介ページを使ってこうした英語表現を紹介していきます。

今回取り上げるのは、アーセナルのアレクシス・サンチェスです。

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http://www.espnfc.com/player/92055/alexis-sanchez
※もちろん選手の特徴は人によって見方が異なる場合があります。あくまでespnfcの場合はと考えてください。

ピックアップして解説します。

Strengths: A player with great technique, he prefers to play in wide areas but can also get into the box and score goals.

強み(長所):優れたテクニックを持つ選手、ワイド(サイド)エリアでのプレーを好むが、ペナルティエリアへと入りこみ、ゴールを取ることもできる。

player with~ で「~という特徴を持つ選手」。
preferは「~を好む」。wide areaは要するに「両サイド」ということです。
get into the boxboxは「(ペナルティ)エリア」という意味。最近はスカパーのサッカー中継などでは、「ボックス」とそのまま言ったりもします。ペナルティエリアって上から見ると四角いですよね、だからボックスです。

Weaknesses: Can still be a little selfish and hold on to the ball for too long.

弱み(弱点):少し1人で行き過ぎる、ボールを長く持ちすぎる傾向がある。

解説:主語のHeが省略されていますね。英語では必ず主語がある、という訳でもないんです。
selfishは「わがまま、自己中心的」などの意味です。よくロナウドなんかが言われてしまいますね。まあ上手く行けば「1人で突破できる」、ダメなら「周りを使わない」なんて言われるのがサッカーですけどね。
hold on to ~は「~をつかんで離さない、~を持ち続ける」。ボールをすぐにパスせずに、まずドリブルで行こうとする選手ですね。

Style: Fast, powerful, tricky, an excellent winger

(プレー)スタイル:スピードがある、力強い、トリッキー(相手の裏をかける)、素晴らしいウィンガー。

Trivia: He is the first Chilean player to represent Arsenal. He was also the first Chilean player to represent Barcelona, too.

トリビア(豆知識):アーセナルに加入した初めてのチリ人選手。バルセロナでも初めてのチリ人選手だった。
解説:representは「~を代表する、~を務める」という意味ですが、ここでは単純に「アーセナルでプレーする選手」ぐらいの意味になります。

[プロフィール]
清水憲二。サッカー翻訳者。京都在住。イングランドプレミアリーグ、ドイツブンデスリーガ、イタリアセリエAなどの欧州主要リーグのプレビュー/ハイライト番組他、チャンピオンズリーグやワールドカップ、EUROの関連番組、現男子日本代表やなでしこジャパンの選手をフィーチャーしたサッカー系ドキュメンタリー番組なども手がける。その他にも、サッカーゲームやプレミアリーグサッカーチームのウェブサイトなど、メディアを問わず様々なサッカー関連の翻訳や執筆にこれまで従事。最新の仕事はリオネル・メッシのドキュメンタリー映画「MESSI」の字幕翻訳。

Twitter: https://twitter.com/transcreative @transcreative
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