「ゆーじ」
ちょうど4年前、
20歳にもなっていなかったまだ幼かったゆーじがベルギーの同じチーム、スタンダールリエージュにけんすけ(永井謙佑)と共に移籍してきました。
ずっと一人で海外で生活していた僕にとっては、急に弟達ができたようで、そして日本人プレーヤー3人が同じヨーロッパのピッチの上で活躍できる時代を作っていきたいと想いにかられていました。
毎日練習で削られて、脛から血を流しながら、
何も言わずにもくもくと練習している姿が今でも目の裏に焼き付いています。
海外で慣れない生活の中ご飯を作って一緒に食べたり、料理に慣れてきたゆーじのご飯をご馳走になったり。
日本人3人が同じチームにいるということは、外国人としてその国の選手以上の活躍をそれぞれがしなければいけません。
3人それぞれが思い通りにいかない事に葛藤を抱えながらもがき、
ベルギーという日本でもメディアではなかなか取り上げてもらえない土地で、色んな覚悟をもってさらに上を目指す日々。
それでも絶対に成功してやる、
そんな強い気持ちを時間が経つごとにさらに強く見せてくれるそんな姿が自分の刺激にもなっていました。
彼が4年間、怪我や逆境を乗り越え、挑戦し続けた経験は彼が挑戦したからこそ得られた経験だと思います。
だからこの経験をまた彼自身が、自分のキャリアにそして彼の人生に必ず生かし、活躍していくことを期待し、
何より心から応援しています。
初めて連れ行ってあげたスーパーマーケットで、商品に何が書いてあるか分からないから説明してあげていた時、
ポテトチップ売り場の前で止まって、
僕を横目で見て買おうか迷っていたことはここだけの秘密(笑)。
ゆーじ、これからもお互い頑張ろう!
えいじ