Global Athlete PROJECT

【サポート選手情報】ロードレーサー 宮澤崇史選手へ「Rosetta Stone®」による語学習得サポートを開始

世界に挑戦するアスリートを語学面でサポートする「Global Athlete Project(グローバル・アスリート・プロジェクト)」は、このたび新たに、ロードレーサー 宮澤崇史選手に対して、外国語トレーニングソフト「Rosetta Stone®」による語学習得サポートを開始しました。
 

【宮澤崇史選手】


【プロフィール】

Team Saxobank所属/自転車プロロードレーサー

1978年2月27日生まれ イタリア在住

高校生でシクロクロス世界選手権に出場、卒業後は自転車競技が盛んなイタリアのチームに所属し経験を積む。しかし2001年、母に肝臓の一部を生体移植で提供、手術のハンディもあり成績はふるわず、戦力外通告を受け解雇となる。再びアマチュア選手としてフランスで単独活動しレースで勝利、その後も数々の実績を重ね2007年アジア選手権優勝でアジアチャンピオン、2008年北京オリンピックに出場、2010年全日本選手権大会にて優勝し、念願の全日本チャンピオンとなる。2011年はイタリアのプロコンチネンタルチーム「ファルネーゼヴィニ・ネーリ・Mチポッリーニ」に所属後2012年、デンマークのUCIプロチーム「サクソバンク」に移籍。現在もヨーロッパを中心に活動を続けている。

 

【コメント】

私はかれこれ13年ほどヨーロッパで生活をしています。初めて訪れた国はイタリアです。空港に到着しましたが 待ち合わせした監督は見当たりません。待てど暮らせど現れず、公衆電話の使い方もテレフォンカードの買い方も分からず、困っていても誰にも相談する事もできず、ベンチでただただ座っているだけでした。3時間ほど経ち、一人のイタリア人が自分に声をかけてきます。イタリアは「スリ」や「置き引き」が多いため無視していましたが、彼は携帯電話を差し出し代わるように促してきます。おそるおそる出ると、「その人に付いて行きなさい」という監督の言葉。その後は監督が次の日に様子を見に来たっきり、10ヶ月間ほぼ日本語を話さない生活を余儀なくされました。チームメイトに言葉を教えてもらいながらの生活。それこそ、母親が赤ん坊に言葉を教えるように 見たものを指差して「あなた」「わたし」「これはパン」「これは電気」そのうち「私 パン 食べる」「あなた 電気 消す」と繋がっていきます。今では友人とディナーや旅行を楽しんだり、各種手続き、メールのやり取りもできるようになりました。言葉は生活を豊かにし、見聞を広げ、自分の人生さえを左右する可能性を持っています。しかし今年になってぶつかったのは、またしても言葉の壁。これまで、多少のコミュニケーション程度でしか話さなかった英語ですが 今年移籍したチームはミーティングや連絡事項のすべてが英語だったのです。初めはイタリア語を話す選手に聞き直す事もしばしば。しかし、レース中の監督の指示や選手の合図を聞き逃すわけにはいきません。ここで出会ったのがロゼッタストーン。このシステムは かつてのチームメイトが ひとつひとつ単語を、次に場所を、次に動作を・・・と進めていくのと同じ感覚で、視覚から言葉に伝達する流れ。これを機会にどんどん英語を習得していきたい気持ちでいます。伝えようとする気持ち、伝えたい気持ち、それを肌で感じ人と人とを繋ぐ「言葉」は素晴らしいアイテムですから!

 

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