【こども成長ストーリー】運動不得意が選手兼監督!〜選手兼監督の新たな道のり〜
先日、各地のインターナショナルスクールが集まって行われるサッカー大会に参加してきました。
そこでチームメイトに一生懸命、「Never give up」「We got a chance チャンスだ go up go upあがれ あがれ」「That was fantastic 素晴らしい What a play 凄いプレイだ!」等々
チームを励ます声をずっと届けていた人が監督席にいた。作戦ボードとペンを持って、試合前には選手達に作戦とスターティングメンバーを発表していた。試合中は、チームが頑張っているのでずっと立ったまま声を出し続けている。そして、試合中の選手が疲れを見せ始めた時だった…その選手にむかって大声で一言「Swich!! 交代!」
誰と交代だ?っと思った瞬間、
疲れた選手に代わり、自らが颯爽と試合に出て行ったのだ!しかも一本ダッシュを入れて、ある程度的確に抜けたポジションについている!
さすが、作戦ボードを肌身離さず持っていた戦術家だけある。大切な作戦ボードは、交代選手にしっかりと渡して作戦を引き継いでいた。
試合に出れるということは!!
そう、監督ではなく「小学生の選手兼監督」だったのだ!この子は運動が不得意でグローバルアスリート英語サッカースクールを始めた。
しかも去年のこの大会では、2試合程やった後にはもう疲れて自らがギブアップ宣言をしていた子だった。それが約半年で、体力もつき、サッカーにも興味が出始め、仲間を支えるだけの自信がついて、チームに大声でネバーギブアップと伝えていた。もともと英語はそれなりに好きな子であったが、レッスンを重ねる毎に外国人の先生にも積極的に絡みにいくようになっていって更に好きになっていき、仲間にも積極的になり社交性が芽生えチームに愛されるキャラになっていった。
話を戻して、
試合では交代選手が水分補給をしている間、一生懸命ボールを追い続け、がむしゃらにも動き続けているお陰で時に相手マーク2人も引き付けて、その分フリーになったドリブルやシュートが上手い仲間がゴールを決めたりと、チームとしての大活躍の一翼を担っていた。
試合で5分程動き回ると、また監督席に戻ってきて、作戦ボードを預かると水分補給をした仲間に交代を告げて、自らはまたチームに声援を送る。その時、監督としての役割もあるため水分を取りにいっている間に得点が入ってしまってはいけないので、水筒は常に肩にかかっていた。
大会後は、アメリカンスクールの生徒が作っている「ホットドック」と、持参してきた「じゃがりこ」を食べるのも楽しみの一つだ。
大会が終わった後に、「◯◯先生!」と彼から話しかけてきた。
すると「今日の僕はどうだった?」
私は「最高だったよ、ヘッドコーチ(^.^)」と伝えた。
彼は「先生も良かったよ」と。
そして、最後に
「はい!これ!」
と、じゃがりこ1本を彼からもらった。
ドラゴンボールの仙豆(センズ)ぐらい、パワーがよみがえる今までで最高のじゃがりこだった。
グローバルアスリートでは、サッカーだけを教えているわけではないので、サッカーが得意な子も、そうではなく英語が得意な子も、また両方とも得意ではないがとにかくここのグランドで行う様々なゲームや一緒に英語サッカーをやる仲間&外国人の先生が好き!という子、その他にも理由は様々で10人いれば10人が異なる理由を持っている。しかし共通しているのは、「全力で楽しんで、学んで、自分本来の姿を出している」そして、1人1人が違う役割や異なる存在意義を持っているのが一番の特徴かもしれない。
これからも、子どもたち1人1人の「まだ空いていない扉を、グローバルアスリートなりのアプローチでより多くの扉を開けて、彼等の可能性を広げていきたい」