夏至祭
LIGO
ラトビアは23.24日とリーゴアと呼ばれる夏至祭でした。
夏至祭ってなんやとお思いの皆さん驚くことなかれ、俺もてんでよく分かりません。けど、ラトビアで一番重要な祝日がこの夏至祭らしい。
冬には-20℃になるこの国。太陽は貴重で、太陽が一番長く出ている夏至は貴重オブ貴重なのでしょう。
毎年このお祭りに合わせて売られるチーズがあって、俺は今までそういう行事に無関心だったから「謎のチーズが売られる時期」としか思ってなかったんだけど、これと同じような現象で、日本に住んでる外国人のなかにも節分のことを「エホーマキという謎の食べ物が一斉に売られる時期」って理解してるやついると思うし「鬼のお面と豆もスゴイ売られてる。日本人コワイネ」ってやつも絶対いると思う。
異文化は時に謎。
ということでこの5日間はお店もレストランもほとんど休業。目に見えて街から人がいなくなります。郊外の自然がある場所や別荘、庭などに集まって、食べたり飲んだり踊ったり歌ったりするのが、どうやら伝統的なこの祝日の過ごし方。
俺らは副会長に誘ってもらって、その家族の集まりに夫婦で参加してきました。ディアロも一緒に。
途中でディアロの家族の話になって
ディ「俺の両親はいとこ同士だ」
俺「それは多くの国で禁止されている」
ディ「でも見ろ、俺はノーマルだろ、どこにも問題ない」
俺「いやお前はノーマルではない」
ディ「I will kill you」
俺「なんでお前がこんなにクレイジーなのかいま理由が分かった、いままで悪く言ってごめんな」
ディ「You need die?」(殺されたい?)
っていう、一日に5回はある “I will kill you” のやり取りが行われました。とても物騒。でも3日くらいこのやり取りないとちょっと寂しい。
夏が近づいてきて、緑が深くなり、空は高く、川は穏やかで、街並みが色鮮やかになってきました。
そして私の右肩も治ってきました。
木曜に試合があったんですが、離脱している間も樹齢千年からハードトレーニングを課されていたので、肉体的な準備は万端でした。
ただ「来週のヨーロッパリーグに全て合わせよう、でも負けてたら今日も途中で出す」という旨のことを伝えられ、一応ベンチには入り、4-3で勝ってるラスト3分で交代出場して、特にボールには触らずに終えました。でも勝ちは勝ちだし、出場は出場。
気遣って出してもらった感はあったけど、どんな形であれチームに貢献できて良かったです。相手は2位のチームだし、この勝ちは大きいはず。
ということで、今週はいよいよヨーロッパリーグ。
まずは1回戦を突破すること。その先はまだ考えない。とにかく良い練習をして週末を迎えたいと思います。
ちゃおー