Global Athlete PROJECT

1st leg

ブログ更新するの久しぶりです。けっこう時間が空いてしまった。

今更感はあるけど、後で振り返る時のために、あるいは孫にクソほど自慢する時のために、先々週の試合から書いておこうと思います。

ということで木曜日。7月14日。

1回戦でアイスランドのbreidablikを破ったJelgavaは、2回戦でスロバキアのSlovan Bratislava と当たることに。

今回の移動はチャーター機を用意してくれて、初めての経験のくせに懸命に慣れてる感を出しながら移動した訳ですが、ホテルを含めて相手側のホスピタリティもあり、余計な疲労は感じずに準備することが出来ました。

バスの前後をポリスさんに警護されながらスタジアムまで移動したんですが、なんか気分が高まった俺は「目を細めて外を見つめる、物憂げに」という奇行をしてしまい、さらに手を振るファンにウインクをかますという、K点超えのノーサンキューっぷりを披露してしまいました。

警護されてる側じゃなかったら捕まってた。

事前に連絡をもらっていたんですが、この日はユース時代のチームメイトの権ちゃんが観に来てくれて、アップの時点で居ることに気付いた俺は、それだけでだいぶ心がほぐれました。

本当はそういう周囲の諸々ことで心を左右されてちゃいけないのかもしれないけど、アウェイの独特な雰囲気とか、負けられない緊張感とか、いきなり完璧に対処は出来ないし、一つずつ慣れていけばいいかなと思います。

ということで試合ですが、

相手はスロバキアの名門、選手も一流、この予選も何度も突破しているチームです。

殴り合いにいったら即座にKOされるってことで、かなり守備重視でスタートしました。かなり深い位置に引いて、奪ったボールもリスクを冒さずロングボール。敵陣に届くことが稀って感じの展開で、美しく散るよりも、しがみついてでも散らないように、体裁はどーでもよかったです。

サッカーではよく「相手に攻めさせている」という表現を使うけど、この試合にそんな精神的な駆け引きはなく、単に「防戦一方」で、でもなんとか皆で凌いでいるという感じでした。

実際、俺自身も前半でかなり消耗したし、相手の10番に遊ばれたし、ハーフタイムに吐いたし、採点でいったら10点満点で2点くらいの出来でした。けどチームメイトに助けてもらいながら、プレーが切れるたびに自分に喝を入れながら、チームとしては0で抑えたまま終盤を迎えます。

ちなみに、俺はよく日本語でブツブツ言いながらプレーしてて、どこの国でもだいたい気味悪がられるんだけど、この日は一切の恥じらいを捨ててたから、独り言を通り越して独り喚き、独り叫びと化していて、町の危ないおじさんみたいになってました。

「っしゃーぼけぇ!」
「もう一つ!」
「こい!おら!」

その度に相手に冷めた目で見られたし、叫んだところでまぁまぁな確率で抜かれてたんだけど「こいつ、、、わかんないけど底が知れねえ、、!」っていう雰囲気は伝わってたはず。倒しても倒しても起き上がる、ジャンプマンガの主人公みたいな。

で、その俺、80分に両足を攣って交代

底、だいぶ浅めでした。

それでもチームは残り時間も0で抑えて、1stレグは0-0のまま終了。

うちは枠内シュート0、支配率22%、コーナー1回。ワンサイドゲーム過ぎて笑えるくらいだけど、そんな数字は棚の上の箱の蓋の瓶の裏に置いておいて、ともあれ結果は引き分け。

ホームでの2ndレグに繋げることが出来ました。

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写真からもどれくらい翻弄されてたかが見て取れますね。

試合終わりに少しだけど権ちゃんと話せました。家族と一緒だったから俄然パパの顔してたけど、元気そうでなにより。次は俺がピッチに立つ権田を見に行きます(^^)

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ちなみに俺がどれくらい気持ちだけで戦っていたかというと

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これくらいです。

ということで、2nd legに続きます。

それでは。