Global Athlete PROJECT

選手との契約4パターン

前回、私が考える日本人トレーナーが海外で働く為の3つの大きな条件について簡単に書かせて頂きましたが、日本人トレーナーが選手と契約して働くパターンには以下の種類があります。
①日本人選手×国内
②外国人選手×国内
③日本人選手×海外
④外国人選手×海外

② 相手の選手が日本語を喋れる、もしくは通訳がいる場合は良いですが、そうでない場合は語学力が必要です。基本的に日本での活動なので、語学のハードルは下がりますが、語学力によっては色んな面で選手のサポートができるようになる為、他のトレーナーとの差別化になりますし、契約金の面でもかなり変わってくると思います。
実際、選手の中には日本で活動したいけれど、日本に知り合いもいないし日本語も喋れないから英語圏の国でプレーする選手が多くいます。

③ このケースは②とは真逆で、選手との会話は全く問題にならないですが、仕事以外の面で語学力が必要になってきます。例えば移動中やホテルの中など、英語が理解できないと
選手に迷惑をかけてしまいます。選手自身が語学に堪能な場合や大手のマネジメント会社がついて、予約から移動まで全て手配してもらえる場合は問題ないですが、世界で活躍するアスリートでそこまでのサポートがあるのは一部のメジャースポーツのみです。
これから日本人選手がどんどん世界に出ていく為には、語学面でも選手をサポートできるトレーナーが絶対に必要です。 

④ この場合は言うまでもなく、語学力が必要です。完璧な英語を喋る必要はありませんが、
勘違いなどがあると、一気に信用を失ってしまします。
ただ、このケースでは対象となる選手の数が圧倒的に多いため、ハードルは上がりますが、選手によって求めるトレーナーのスキルは異なる為、仕事の可能性はかなり広がります。

ちなみに③、④のケースではビザや税金の問題、資格など様々な情報が必要になってきます。
これらの情報はしっかりと集めて、法律的に問題の無いようにしておかないと、海外では命取りになります。

今週より、アメリカ女子ツアーはカリブ海の島国・バハマで開幕しましたが、私は大きなミスからのスタートとなってしまいました(笑)
それについては次回のブログで書かせて頂きます。

バハマ

バハマ

斎藤大介