Global Athlete PROJECT

ビザに関して

こんにちは(^^)

そろそろNFLのオーディション、そしてその後休む暇なくNBAのオーディションが続きます。

NFLは多くのチームで日程が出ているようですね。

以前アメブロでブログを書いていたときから今からオーディションを受ける方たちの参考になればとオーディション情報を書いていました。

オーディションに関してはひと段落したのですが今日はビザについて書こうと思います。

 

長くなります(´・_・`)
興味のない方はスルーしてください。

 

NFLやNBAを挑戦される方はご存知と思いますが
アメリカでチアリーダーになるには
グリーンカードを持っている場合を除いて
Oビザを取得することになると思います。

 

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Oビザはアーティストビザと呼ばれるものです。
申請をスタートするのは合格後ですが、

申請には2ヶ月から3ヶ月かかると言われており期間短縮のためにも、
事前に自分の経歴書、5〜10人の方からの推薦状、
過去のメディア資料を翻訳し用意します。

 

多くのチームは合格後、ビザスポンサーとして必要書類にサインをしてくれると思います。

 

私もビザに関しては
オーディション前にディレクターにメールで確認
オーディション期間中の面接でディレクターとHRの責任者と確認
ファイナルオーディションで再度確認
と言う感じで、かなり確認していました。

 

なのですが!!!

 

実際合格してファーストミーティングをし、
HRの担当者と話をしたところ 「サインはしない」と言われたのです。

 

これはイコール活動ができないと言うことです。

 

( ゚д゚)←まさにこんな顔になりました。

 

でもまだこの時はまぁなんとかなるんじゃないかくらいに思っていたのですが…

 

ビザスポンサーをしてくれないチームがあることは聞いていたので
オーディションを受ける前もオーディション中も何度も聞いていました。

 

ただチーム側も前例がないと
会社のすべての人がビザについて詳しいわけではないのが現状です。
ホークスの場合もそうでした。

 

ビザスポンサーと言っても
書類にサインをしてもらうだけで
弁護士費用も申請費用も自分で持つことを
弁護士さんからも自分からも再三伝え
交渉もしましたが、
会社側の言い分は覆りませんでした。

 

弁護士さんから
別のビザスポンサーをアメリカで見つければなんとかできると言われました。

この場合のビザスポンサーになってもらうための条件は
アメリカの会社で何らかのエンターテイメントを扱っている会社であることです。

 

ダンススタジオなどでも大丈夫ですし、
イベントを運営しているようなところや機関でも大丈夫です。

 

2週間、アトランタを中心に色々なところに当たりました。
100社近くコンタクトを取ったと思います。

 

でも、サインするだけだとは言え、
見ず知らずの人間をサポートしてくれるところなんてなかなか見つからず
返事をくれたのはごくごく一部でした。

 

正直言うと、この頃にはもう無理だなと思っていました。

 

やっと合格できたのに、持って行き場のない気持ちでいっぱいでした。

 

サインをもらえないことがわかり、
もともと候補に挙げていた別のチームを受けに行くことを決め、
航空券やホテルを調べていました。

 

各方面からの返事を待ちながら明後日移動しなくちゃ…と言うタイミングで
アトランタでできた友人が紹介してくれたマネージメント会社から
サインをすると電話をもらいました。

 

 

こうやって書いていて
本当にすごい幸運と奇跡で 私ここにいるんだなぁと改めて思います。

 

そこから日本に帰ったらビザが一旦却下されたりと
また一悶着ありましたが
これもまた奇跡的にカレンダー撮影最終日の2日前にビザが下り
ギリギリで滑り込んでアメリカにいます。

 

最初からこの方法を狙うのはとてもリスクが高いと思いますが、
いろんな思いでやってきて、
合格したのに諦めろなんて言われてもすんなり受け入れることはできないと思います。

 

そしてこの方法は後からチームで働く契約を足すことも出来るため
チームの合否に関わらず事前にコネクションを作って
申請できる方法だということも弁護士さんから聞きました。

 

この場合、ビザスポンサーにはエージェントとして
事務所の役割を担ってもらうという形で
アメリカに個人のアーティストとして来ている人の多くが行っている方法だそうです。

 

プロセスは通常のOビザとほぼ同じですが
弁護士費用に多少追加が必要でした。

 

これは後から知ったのですが
NFLやNBAのいくつかのチームは
合格後の契約の条件に ”学生か仕事をしていること”を入れています。

 

チアリーダーは女性のロールモデルであるべきと考えられているアメリカでは
一人の女性として自立していることも条件に入れているようです。

外国から来て合格した人に対しては免除してくれるチームもあるようですが、
ホークスに関しては、合格後にその部分も指摘されました。

 

幸い私の場合はビザスポンサーであるエージェントを通して仕事ができる状態で、
この条件もクリアすることができました。

 

挑戦される方たちはビザの知識は既に十分にお持ちだと思います。
そして、チームがサインしてくれることが一番スムーズで負担のない方法だと思います。

 

すべての弁護士さんがこの方法を提案してくれる訳ではないようですが(もちろん合法ですが)、
この方法が取れることが頭の片隅にあったら、
サインがもらえない状況になっても結果が変わってくる可能性もあるのかなと思い、
これから挑戦される方にお伝えできればとこの記事を書きました。

 

NFLのオーディションは本当にもうすぐですね!

 

私の元チームメイトが受ける予定のオーディション日程が出て、

一緒にソワソワしています。

 

長くなりましたが、 来シーズンに向けて挑戦される方が全力で挑めますように!

 

そして私もオールスター明けで少しぽけーっとしていますが、
残りのシーズンも気合いを入れ直してやっていきたいと思います(^^)