クオリティ
vs Ventspils
0-1 敗戦。
出場もありませんでした。
これでリーグ戦は3連敗です。俺の出番がなくなったと同時に3連敗です。
チームとしても個人としても難しい時期なのは間違いないんですが、不思議と気持ちは落ちていないです。
いや落ちてないことはないんだけど、腐るとか怒るとか萎えるとか、そういう悶々としたものではない。自分の質を知っているから、いまは落ち着いて待っている、そんな心境です。
ここで何を見て、何を考えて、どう行動するかで、未来が大きく変わると思います。
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少し昔の話をしますね。
大学の時にも試合に全く絡めない時期があったんです。
当時の俺はそれが本当に悔しくて悔しくて堪らなくて、あの時の気持ちや状況、どういう扱いでいつメンバー外にされて、誰が何を俺に言って、自分がその都度どう行動に移したか、そういうことを今でもかなり細かく覚えています。
文字にするとすごい執着ですね(笑)
周りからしたら1人の大学生の話だけど、俺は自分の未来が丸ごと奪われていくような感覚があったんです。本当に苦しくてどうして良いのか分からない、眠れない、そういう毎日でした。
自分のなかに反省はたくさんあるし、間違いもたくさんあったと思ってます。けど、今振り返ってもあれは自分のコントロール出来る範囲を超えていた。周りのなにかを何かを変えようとするんじゃなくて、自分をもっと深く信じてあげれば良かった。
ただ、いまでも俺は、あのときの自分の態度、何を考えてどういう姿勢で練習に取り組んでいたか、そういうことを誇りに思っています。正解にはならなかったけど、誇りに思ってます。
毎日否定されて、頭おかしくなりそうになりながら、でも「俺はきっと大丈夫」って練習して、否定されて、練習して。
でも最後は自分を信じられたから、サッカーを続けることを選べたと思うし、「俺は大丈夫」って証明したくてヨーロッパに行くことを決意しました。
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それで、やっと、今です。
時間をかけて、自分の価値を、もう一度自分に認めさせてきたわけだから。
これくらいでは折れません。
あの頃に比べたら、サッカーは仕事になって、支えてくれた人は奥さんになって、変わらずに応援してくれる人がいて、もうホントなにも言うことはない。
あとは慌てず、他人も自分も責めることなく、いつか来る自分の出番を待つだけです。
ちなみに心の友であるディアロは
「NAKA!なんで監督はお前を使わねーんだ!お前まさか監督の娘とヤッちまったか?がはははは!」
っていう最高に下品な励まし方をしてくれます。ありがとう。そしてさようなら。
明後日にはカップ戦が控えてます。
いつ来ても大丈夫。準備してますよ!
おやすみなさい。