2nd leg
はーい。
ということで、2ndレグです。
1st legはこちら。
7月21日。今回はJelgavaのホーム。
ホームと言っても、ラトビアのスタジアムなんで、規模、芝、観客席、どれをとってもスロバキアのそれには敵いません。けど、2000枚の前売りは完売。雰囲気は悪くない。
ただ芝の質に関しては、試合前に水を撒かないので、乾いたうえに少し硬い。スロバキアのグランドはかなり水を含んでいたので、前日会見の時点で相手の監督からはそこの指摘もあったようです。水を撒け、と。
まぁそんなことより、相手監督がジョージクルーニーにしか見えなくて話が入ってこない。これは本人もやや意識してるレベル。
さて、試合です。
アウェイでは完全に帰陣して守る展開でしたが、ホームでは少し高い位置からマークを取りに行くことにしました。
1stレグを踏まえると一見無茶、良く言えば果敢な選択だったと思うけど、相手も面喰らった感があり、最初の15分は五分五分の展開になります。
「いける」という空気は伝染するもので、お互いの距離感もよく、奪いにいく守備も増えて、相手を徐々に押し込み始めた17分。
セットプレーの攻め上がりからディアロが倒されてPKを獲得。本人曰く「俺が膝をつくってことは絶対にファウル。」らしいです。
これを決めて1-0。喉から手足全部でるくらい欲しかった先制点を取ります。
スタジアムが沸いて、選手もノリノリ、完全にうちのペースかと思いきや、何故かここで相手の10番が覚醒。まじでタイミングが謎。そして厄介。
ドリブルで4.5人を軽々抜き去り(比喩じゃなくて)、得点から10分くらいの間に決定機を3回も作られます。特に左サイドを切り裂きまくってて、自分の型を持ってる感じでした。
ただドリブル中毒系だったので、人海戦術でなんとか対応。抜かれても追いかける、を繰り返してたから、10番からしたら抜いても抜いても人が出てくるし、抜いたやつも追いついてくるし、めっちゃ鬱陶しかったはず。倒しても倒してもコラッタが出てくる草むらみたいな。いや誰が雑魚キャラだよ。
最後は詰まったラストパスに、相手選手もタイミングが合ってなくて、そのまま失点せずに前半は終了。
この時間を0で抑えられたことが大きかった。
後半は初めからJelgavaの流れで、入ってすぐの48分にカウンターからこっちの10番がスーパーゴール。2-0!
スペースと時間を潰しながら、相手が焦って出てくるのを待って、カウンターからゴール。3-0!
理想的です。相手は、昨年のヨーロッパリーグ本戦に出場しているチーム。ラトビアのクラブからしたら雲の上みたいな強豪です。そこを相手に3-0。観客席はお祭り騒ぎだし、ピッチの選手も興奮状態、チームドクターに至っては泣いてた(笑)
しかし!
残り1分でやらかします。誰が。ディアロが。
89分、俺が競り合いでボールを奪いに行ったところで、イライラした相手から思いっきりヒジ打ちを喰らいます。一発レッドでもおかしくないプレー。俺は秒でKO。その場で倒れこみます。
するとディアロが激昂。
相手の首根っこを掴んで
一通り暴れたあと
放送禁止用語を連発。
「自分のために怒ってくれたわけだから、嬉しさもあるけど、でも暴力はダメ」
っていう不良の彼女みたいな感想を抱きながら、俺も起き上がり、ディアロを止めに入ります。
しかし審判に呼ばれて、告げられたのは、、、
レッドカード。めちゃビックリしてるけど、お前がビックリしてることに周りはビックリしてるよ。
ユニホームをグランドに脱ぎ捨ててグランドから去って行きました。
そして、そのまま試合は終了。3回戦進出。この予選におけるクラブ記録を塗り替えた、歴史的勝利になりました。
最後は余計だったけど、内容も結果も良い試合になりました。
スロバキアのメディアは「100年の恥」とか「監督解任」とか書いてて、ジョージクルーニーの今後が心配だし、100年の恥はこっちにも色々失礼じゃないかと思うけど、まぁいいや。
ちなみに試合が終わると、さすがのディアロもしょんぼりしていて、みんなに謝って回っていました。チームからも厳しめの罰金が課されて、さすがに今回は超反省。
するかと思いきや。
翌日の練習。この格好で来ました。
いやぁレッドカードの翌日だし、赤で揃えてみました。じゃねーよ。こんにちは、歩くレッドカードです。じゃねーよ。
頭おかしいんか!なんか心の連結が壊れとるんか!てかその服なんや!レッドカードとかの前にその服はなんや!ユニクロで来い!
はい。
ということで次の相手が決まりました。イスラエルのBeiter Jerusalem です。
3万人超えの、超アウェイ、良い空気だと思います。
まずは8月4日。ホームで試合なので、準備して頑張ります。
それでは。