Global Athlete PROJECT

子どものコミュニケーション能力を伸ばす教室「ことばキャンプ」の先生達にインタビュー‼️

GAでは「英語」というコミュニケーションツールをより楽しく学んでほしい!という思いでレッスンをしていますが、そもそも英語以前に自分の考えを相手にわかりやすく言葉にすることができてこそ、生かされるもの。外国人とのコミュニケーションで頻繁に起こる「質問」さらに「質問」で自分の考えを問われる場面で、答えられないのは英語が苦手、だからでしょうか?おそらく多くの日本人が、「日本語でも上手に答えられない」と感じるのではないかと思います。

そんな子ども達の言語化能力をトレーニングしている教室(幼児〜中高生まで)が、「ことばキャンプ」。これらのコミュニケーション能力を育て、さらに英語を習得することができたら、どれだけ強いことか!GAに通っている子ども達にもコミュニケーション能力を強化できる機会を持てないだろうか?そんな思いから、GA代表・田中(以下田中)と、GA英語サッカー講師のエヴィン先生(以下エヴィン)がことばキャンプ・馬車道校のレッスンを見学させていただくとともに、ことばキャンプの創始者の1人でもあるインストラクターの菅澤京子さん(以下菅澤)、マリエ先生(以下マリエ)にインタビューさせていただきました。

ことばキャンプの発祥はアメリカ、現地の親子間の会話が非常に豊かだった
田中:ことばキャンプが生まれたきっかけはなんでしょうか?
菅澤:アメリカで子育てをした経験からきています。アメリカの子ども達は自由に発想して、自由に表現するんですよね。またそれを親御様も「そんな風に考えているんだね!」とその発想を喜ぶし、会話が豊かだなと感じたんです。
日本に帰ってきた時に、自由な議論が制限されているように感じたんですが、それはなぜだろう?と考えた時に、まず「目上の人にはこう言ってはいけない」等、形に囚われすぎてしまっていることに気づきました。
また、日本では親が察しすぎて、先回りして「〜だったんだね」と子どもの感情を代弁してしまいがちです。でも子どもが本当に感じていることは実は微妙に違っていたりする。そんなコミュニケーションの差を感じたことがきっかけになります。

アメリカ現地校のクラスを見学し、プログラムを考案
田中:どのようにプログラムを作成したのですか?
菅澤:アメリカで子育てをしていたころ、子ども達がしっかり物事を説明できることにびっくりしました。私の子供がキンダー(日本でいう幼稚園)の時に、お友達が電話をかけてきて留守電を残してくれたんですが、内容が完璧だったんです。そういった経験から「どうしてアメリカの子ども達はこんなに話すことが上手なんだろう?」と興味を持ってアメリカの学校のクラスを見せてもらいました。そこで日本人の目から見たアメリカの授業内容を参考にしてレッスンのプログラムを作成しました。レッスンで大事にしているのは「自分の中に意思を持つこと。他人の意見を聞くと自分の意思がわからなくなることがありますが、そこで「選択する」「選択したら表出する」「表出したことを言語化する」といった流れを大事に、丁寧にしています。

レッスンを通して、「いかに子ども達の殻を破れるか」がポイント
田中:レッスンにはどんなお子さんがいらっしゃるのですか?
菅澤:人前で発言することが苦手だったり、挙手がなかなかできない子をお持ちの親御様が子どものコミュニケーションを改善したい、という思いでいらっしゃいます。そう言った悩みの親御様は、ものすごく多いわけではないですが、困っている人はとても困っているようです。
クラスではたくさん挙手をさせるんですが、みんな最初は「一切挙手なんかしません」みたいなタイプのお子様なので、そう言ったお子様の殻をいかに破るか、と思いながらレッスンをしています。
田中:「お子様の殻をいかに破るか」という点ではGAも一緒ですね。特にGAレッスンは英語なので「間違っても良いから、とにかく相手に伝わることが大事」と子どもが思えるように意識していますね。

質問攻め(?)に答えられないのは、英語が理由ではなかった‼️
田中:レッスンの最後は、親御様が子どもに向かって、レッスンでよかったところを伝える場がありましたね。日本人だからかもしれないですが、親御様が子ども達の目をみて直接よかったところを褒める場は貴重だな、と感じました。
菅澤:日本のコミュニケーションはちょっと複雑なんですよね。思っていることと言っていることが少し違う場面もあり、それが日本人の根底にある気がします。アメリカで子育てをした時に感じたのは、表現が直球で、楽しい時は「楽しい!」と伝えるし、嫌な時はその気持ちをわかりやすく伝えます。それがすごく気持ちよくて、わかりやすいな、と思いました。また、アメリカではどんなことにも意見を求められる。例えば「どこが楽しかった?」「どんな風に?」と質問をどんどんされて、当時はすぐに答えられなかったんですね。でもよく考えたら、英語の問題ではなくて、これは日本語でも答えられないなぁと思いました。

田中:それはものすごくわかります。私も英語を学習し始めた時に先生からどんどん質問をされるんですよね。例えば最初は「趣味は?」から始まって「映画を観ることが好き」と答えると、日本だとそこで止まってしまうかもしれませんが、先生からは「どんな映画が好きなの?」「好きな理由は?」「出演している俳優のどこが好きなの?」とどんどん深掘りして質問されるんです。ただよく考えると「これ、日本語でも答えられないな。」と感じました。外国人はどんどん質問をしてそれに答えていく、みたいなやり取りが日常的に行われていて、自分の考えをしっかり伝えることが上手な人が多いな、と思いましたね。
マリエ:海外の人たちには、そう言ったキャッチボールが楽しい会話だとしても、日本人だとそう言った質問が「詰問」のようにも思えてしまうこともありますよね。外国人の方には「自分がスペシャルである、唯一無二の存在である」という気持ちを大切にしている人が多いように感じますが、そういったことも関係あるかもしれませんね。

子ども達が次に進めるモチベーションになるのは、親がどこを見ていたか
田中:子どものよかった所を伝えるためには、親御様も子どものことをしっかり見ないと発言できないですよね。
菅澤:そうですね。子どもは自分なりに上手にできた時に「やったよ!!」と言う気持ちで親御様を見ているんですね。その時に親がスマホを見ているとがっかりしてしまいますよね。
エヴィン:特にGAのレッスンに参加して間もない子どもの親御様にはよく見ていてほしいな、と思いますね。最初は子ども達も緊張していると思うので、レッスンをみて、頑張ったところなどを共有してほしいですね。
菅澤:そうですね、それをぜひ親子間で楽しい会話にしてほしいです。ことばキャンプにいらっしゃる親御様から「ことばキャンプに行った後は、自分が温かい気持ちで子どもに接することができる」とおっしゃってくださいました。例えばサッカーのレッスン後も「ここがよかったね!」「こんなところを頑張っていたね!」なんて楽しい会話にできるといいですよね。
また、親御様には「できていたこと」だけを褒めるのではなく「できていなくても、頑張ろうとした所」を褒めてほしいです。例えばクラスで挙手を求められた時、手はあげられなくても先生の顔を見た!そんな瞬間を捉えて褒あげると、子どもって次のチャンスで手をあげるんです。次に進めるモチベーションになるのは、親がどこを見ていたか、ちょっと頑張っているところを言ってあげることが大事なんです。
ことばキャンプは月一のクラスで、結局接する時間が多いのは親御様ですから、いかに親御様を巻き込んで取り組めるかが重要だと思っています。クラスでは子どもはもちろん親御様の様子もみて、クラス後にフィードバックをしています。
子どもはすぐに変わることができるけれど、親御様はすぐに変わることが難しいことが多い。けれど子どもと共に親御様も一緒に真剣に取り組んで行けるかどうかが、日本の未来にかかっていると思います。
ぜひともGAさんと共に、子ども達が世界で通用するコミュニケーションを身につける取り組みを活性化できたらな、と思います。
田中:是非是非よろしくお願いします‼️

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インタビューを通して、英語はもちろん、そもそものコミュニケーションを鍛えることも大事、と実感。早速でですが、GAに通ってくださる子ども達、親御様にGA×ことばキャンプ特別授業を開催することになりました‼️

【GA×ことばキャンプ特別授業 開催概要】
■実施日:3月30日(日)
■対象年齢と開催時間:
・年中・年長クラス(定員8名)
  10:00-11:00(60分)
・小学1,2年生クラス(定員10名)
  11:30-12:50(80分)
*最小催行人数各クラス5名

■開催場所:GAオフィス  東京都渋谷区千駄ヶ谷2–9-6 Barbizon3 #301
■費用:5,500円(税込)

お申し込みはスクール生専用 ピクロイベントページよりお申込みください。
たくさんのお申し込みお待ちしております‼️