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【サッカー英語コラム】「ゴシップ系」サッカーニュースを読んでみよう。~バルセロナ、メッシorネイマール放出か?編~

欧州サッカーは本当に市場が大きいせいか、怪しいソースに基づいた「ゴシップ系」ニュースが毎日これでもかというぐらい出てきます。こういったネタで英語を勉強するのも楽しいはずですね。

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http://www.101greatgoals.com/blog/barcelona-may-be-forced-to-sell-messi-or-neymar-as-success-becomes-costly-mail/

まあこのニュースは、それほどゴシップゴシップしてないですが… 余計な詮索もいいとこですよね(笑)。

 

まずは見出し。

Barcelona may be forced to sell Messi or Neymar as success becomes costly [Mail]

高くつく成功、バルセロナはメッシかネイマールの放出もありえるか?

解説:forceはスターウォーズでお馴染みの「フォース」、つまり「力」です。この文では動詞なので「~を強いられる」といった意味。

最後にある[Mail]Daily Mailという英国の新聞が元ネタですよ、っていう意味です。ちなみに、Daily Mailはサッカー系ゴシップや噂の報道に関しては「まあまあ」信頼できるソースと言われています。

 

They write that Barcelona’s wage bill is ‘crippling the club’. It currently stands at 73 percent of revenue.

バルセロナの給与総額は「クラブを麻痺させている」とデイリーメールは書いている。現在の総収入の73%を占めてしまっているのだ。

解説:wageは「賃金、時間給、人件費」でrevenueが「収入、歳入」。
crippleが「手足を不自由にする、活動不能にする」。
stand atは数字を組み合わせて使われると、「~に達する、~を示す」。

例:The yen stood at around ¥100 to the dollar. 円は100円前後の値をつけた。

 

Barcelona are going to have to look for new revenue streams if they are to keep Messi and Neymar from going to the likes of Manchester United and Manchester City.

マンチェスター・ユナイテッドやシティといったチームに、メッシやネイマールを奪われたくないのなら、バルセロナは新たな収入源を見つけ出す必要がある。

解説:stream(s)の主たる意味は「小川、水路、流れ」。ここでは収入の流れなので「収入源」となります。
If they are to keepですが、「be動詞 + to 不定詞」の用法です。ここでは「意図」の使い方で、「~~したいなら」というニュアンスです。詳しくはググってみてください。
keep xx from going to ooは、「xxoo へ行ってしまうのを妨げる」。
the likes of~は「~といった連中、輩(やから)」みたいなニュアンスです。

あれだけのチームでも(だからこそ?)維持には莫大なお金がかかるのですね。

 

[プロフィール]清水憲二。サッカー/ゲーム/アプリ翻訳者。京都時々東京。イングランドプレミアリーグ、ドイツブンデスリーガ、イタリアセリエAなどの欧州主要リーグのプレビュー/ハイライト番組他、チャンピオンズリーグやワールドカップ、EUROの関連番組、現男子日本代表やなでしこジャパンの選手をフィーチャーしたサッカー系ドキュメンタリー番組なども手がける。その他にも、サッカーゲームやプレミアリーグサッカーチームのウェブサイトなど、メディアを問わず様々なサッカー関連の翻訳や執筆に従事。リオネル・メッシのドキュメンタリー映画「MESSI」の字幕翻訳を担当。
Twitter: https://twitter.com/transcreative @transcreative
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