Global Athlete PROJECT

【スポーツ語学コラム】何事もスタートが大切!

こんにちは、GlobalAthleteProjectブログのライターに任命いただきました星野です。
“万年英語勉強中”ですが、グングン成長中のプロジェクトにあやかって、自分も成長していきたいと思います。
皆さんに、GAPブログで楽しい話題をお届けしていきますので、よろしくお願いします!

さて、今回からスタートするのは「語学×スポーツ」コラム。
何事もスタートは大切ですが、スポーツでも同じです。
特に一斉スタートで速さを競う競技では、スタートの遅れは致命的。

スタートLINE
例えば、陸上競技。
日本では、運動会でもお馴染み「位置について、用意、(ドン)!」となるわけですが、これが様々な国から選手が参加する国際大会ではそうはいきません。
On your marks(位置について)
Set(用意)
(ドン)!
となるわけです。

同じように水泳競技では、スタートの時に
Take your marks
(ブッ)!
でスタートします。

対戦型のスポーツも同様。
共通の言葉を理解しなければなりません。

一瞬の隙が勝負を決めるフェンシングでは、この共通語はフランス語。
Rassemblez! Saluez!(気をつけ、礼)
En garde!(構え)
Prêts?(準備はいいか?)
Allez!(始め!)
という流れで試合が始まります。
理解できずまごまごしていたら、あっという間に突かれてしまいます。

日本で生まれた柔道では、国際試合でも
Hajime!
が使われています。ちょっと誇らしい気がしますね

試合開始の合図ではありませんが、卓球では試合開始時に “0-0”で試合が始まることを宣告するため、審判が
Love-all(0−0)とアナウンスします。

同様に野球では試合開始時に、審判が
Play ball!/Play!
とコールするのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

ラグビーやサッカーでは、試合はホイッスルで開始しますが、試合開始のことを、
kick-offといいますね。
最近ではビジネスシーンでも、新しいプロジェクトを開始する時に関係メンバーが集合して“キックオフ・ミーティング”をしたりするのが一般的になりました。

バスケットボールでは、試合開始時に行うジャンプボールをtip-offといい、
転じて試合開始をtip-offと呼ぶことがあります。

同じように、アイスホッケーでは試合開始時に、リンクの中央で向かい合い落とされるパックを奪い合うことをface-offといい、試合開始がこう表現されることもあります。

いかがですか?
スポーツは世界共通のルールで勝敗を競うものですが、言葉がわかればもっとよいスタートが切れそうですね。
これからもスポーツにまつわる言葉の話をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。

[プロフィール]
星野みゆき。人生の90%を埼玉で過ごす。日本語が好きで、高校生の頃から日本語を使って仕事がしたいと思うようになり、初めて就いた職はコピーライター。27歳の時思い立って英語の勉強を始め、1年後英語が話せないままイギリスに留学。奇跡的に1年で学校を卒業し帰国するも、相変わらず英語は話せないまま。無謀にも外資系企業に就職。この頃GAPと出会い、その趣旨にいたく共感する。ある日上司が外国人になりヒーヒーしているうちに子どもが生まれ、気付けばフリーのライターに。GAPに刺激され、再び英語を勉強中。ハマっていることはゴルフ観戦。PGAツアーが始まる10月から翌年の9月まで週末はほぼ寝不足。