【サッカー英語コラム】[ツイッターで英語圏のサッカーアカウントをフォローしてみよう。]
英語の勉強方法は様々ですが、ツイッターにはサッカーに関する様々な英語情報が潤沢にあります。
1月は冬の移籍マーケットの時期なので、今回は移籍にまつわるネタを提供してくれる、とある英語アカウントをご紹介します。
https://twitter.com/Agent_Edward
上記はAgent Edwardという代理人(推定)のツイッターアカウントです。
私はこの方を去年の夏辺りからフォローしているのですが、まずまず正確な情報をいち早く教えてくれます。
その正体は謎ですが、話のタネには最高のアカウントです。
ではこの方のツイートをサッカー英語勉強の「ネタ」にしてみます。
https://twitter.com/Agent_Edward/status/553175093959225344
Bad news for #LFC fans – Shaqiri wants #Inter Milan move but Inter have yet to agree a fee with Munich.
リヴァプールファンへ悲報。シャキリがインテルへの移籍を希望。
が、インテルはまだバイエルンと金額で合意に達しておらず。
解説:この文でのポイントはhave yet to「まだ~していない」という意味ですが、notがないので、非ネイティブには一見して否定文だと分からない、厄介な構文です。
Toの後には動詞が来ます。
その他、bad newsは「悪い知らせ、悲しいニュース」。
念のため説明するとLFCはLiverpool Football Clubの略です。
ツイッターは文字制限があるので、こうした略表記のオンパレードです。
覚えるのは少し大変ですが、慣れてしまえば簡単です。
Breaking: Xherdan Shaqiri to Inter Milan is done. 2M euros fee for 6 months loan, then Inter will pay 12M€ to Bayern Munich on june.
速報:シャキリのインテル移籍が決定。
費用は200万ユーロで6ヶ月のローン。
そして6月に、インテルは1200万ユーロをバイエルンに支払う(ことで完全移籍となる)。
解説:breakingは、静寂を「破って」突然現れるというニュアンス。
つまり、今入ってきたニュース、速報です。
is doneは「~が完了、決定」という意味。
そして2つ目の文の後半部分、「完全移籍」を意味する単語は一切入っていませんが、金額と「6月」というキーワードで完全移籍の話をしていることが、サッカーを好きな人なら分かります。
ちなみに、シャキリは確かにインテルに移籍しました。
それではまた。
[プロフィール]
清水憲二。サッカー翻訳者。京都在住。イングランドプレミアリーグ、ドイツブンデスリーガ、イタリアセリエAなどの欧州主要リーグのプレビュー/ハイライト番組他、チャンピオンズリーグやワールドカップ、EUROの関連番組、現男子日本代表やなでしこジャパンの選手をフィーチャーしたサッカー系ドキュメンタリー番組なども手がける。その他にも、サッカーゲームやプレミアリーグサッカーチームのウェブサイトなど、メディアを問わず様々なサッカー関連の翻訳や執筆にこれまで従事。最新の仕事はリオネル・メッシのドキュメンタリー映画「MESSI」の字幕翻訳。
Twitter: https://twitter.com/transcreative @transcreative
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