【サッカー英語コラム】[ツイッターで英語圏のサッカーアカウントをフォローしてみよう(2-1)]
今回ご紹介するのは、@OptaJoe のアカウントです。
https://twitter.com/OptaJoe
こちらは様々なスタッツ、データをいろいろツイートしてくれます。プレミアリーグの情報が中心ですかね。
英語圏のスポーツメディアはデータトークが大好きです。「4試合連続ゴール」とか「ホーム3連勝」とかいったデータはもちろん、「ここ4試合のゴールはすべてペナルティエリアの外から」とか「ここ20年でアウェイの◯◯戦は1度勝っただけ」など、他にもどうやって記録を取ってるのか感心するぐらいの非常に細かいマニアックなデータが即座にいろいろ出てきます。
では早速、いくつか拾って解説します。
3/1に行われたプレミアリーグの試合に関する一連のツイートから。
5 – Sergio Aguero has been involved in five goals (3 scored, 2 assisted) in City’s last three PL games. Potent.
”5 – シティのアグエロは、プレミアリーグここ3試合で5ゴールに絡んでいる(3ゴール2アシスト)。実力者。”
解説:involve in ~ で「~に関わる」。
last threeが「最近の3試合」という意味です。
このOptajoeのツイートは、最後に1単語で「オチ」をつけるのが恒例となっています。
potentは「有力な、勢いのある」といった意味、ここは意訳が求められる部分ですね。
7 – Arsenal have won seven consecutive Premier League games at home for the first time since 2005. Rumble.
”7 – アーセナルは2005年以来となる、プレミアリーグのホームゲーム7連勝。快進撃。”
for the first time since ~は決まりきった表現で頻出なのでぜひ覚えましょう。
直訳すると「~以来初めて」ということ。日本語に落とし込む場合は、「初めて」という部分は訳さないのが普通です。
年数を計算して「10年ぶりの」などと訳を変えることもあります。
rumbleは本来の意味は「ごう音、騒ぎ」、ここでは「ごう音を上げながらの快進撃」というニュアンスと解釈し、「快進撃」と意訳しました。
1 – Everton have now won only one of their last 11 games in the Premier League. Slump.
”1- エヴァートンはプレミアリーグここ11試合でわずか1勝のみ。低調。”
解説:「わずか」のニュアンスを出しているのがonlyです。
この「過去◯試合で◯勝」というスタッツもよく出てきます。
slumpはそのまま「スランプ」、カタカナ日本語になっている言葉ですね。本来のニュアンスは「沈む、崩れる」です。
[プロフィール]
清水憲二。サッカー翻訳者。京都在住。イングランドプレミアリーグ、ドイツブンデスリーガ、イタリアセリエAなどの欧州主要リーグのプレビュー/ハイライト番組他、チャンピオンズリーグやワールドカップ、EUROの関連番組、現男子日本代表やなでしこジャパンの選手をフィーチャーしたサッカー系ドキュメンタリー番組なども手がける。その他にも、サッカーゲームやプレミアリーグサッカーチームのウェブサイトなど、メディアを問わず様々なサッカー関連の翻訳や執筆にこれまで従事。最新の仕事はリオネル・メッシのドキュメンタリー映画「MESSI」の字幕翻訳。
Twitter: https://twitter.com/transcreative @transcreative
翻訳や執筆の依頼、質問、リクエストなど、お気軽にどうぞ。
今日のサッカー英語: https://twitter.com/footballe_bot @ footballe_bot