ニセコで感じた日本人の仕事と未来
「ニセコは日本じゃない」よくそんな会話を耳にしていました。
ニセコは雪質がとても良いので、世界中からウィンタースポーツを愛する外国人が集まっていることは簡単に想像でき、外国人観光客を町中に見かける浅草や京都みたいな感じなのかな?なんてイメージを沸かせてニセコに行ってみたところ、
「ニセコは日本じゃない」まさにその通りの言葉以外思いつかないところでした。
レストランや買い物に入って最初にかけられる言葉は英語。日本人スタッフよりも外国人スタッフの方が多い店内。
去年12月にできたという最新の物件を見に行ってみたところペイントハウスは20億円以上の値が付けられ、普通の部屋でも5億円。それも売れているのだそう。
他にもニセコには新しくてデザイン性の高い建物がいっぱいあるのだが、その物件のほとんどのオーナーが外資系の企業で、運営も外国人が作った日本法人。働いているのも国際色豊かな外国人スタッフ。そして、購入しているのはクレイジーリッチアジアン&欧米外国人で、そこにはもはや日本人がまったく介入していないのが現実でした。
日本人はどこへ行った?その疑問にマネージャーの1人が答えた言葉が「日本人?英語が喋れない人は難しいんだよね」「それに募集をかける前から人材は世界中から集まるんだよ」
最初に言われた「日本人、英語が喋れない」この一言に、なんの言葉も出ませんでした。
確かに。日本人は英語が喋れない。あんなに勉強したのに英語が喋れない。
昔からある古い日本のホテルにも行ってみたところ、そこではホテルスタッフとお客さんがgoogle翻訳を使い、お互い携帯に向かい話しかけコミュニケーションを取るという光景を目にしたし、日本人のバスの運転手さんはコミュニケーションの取れない外国人客にイライラするという姿を目にした。ニセコという魅力的な場所が日本にあるにも関わらず、そこに介入できずにいる日本人。
これが現実なのか…と考えると少し悲しい気持ちとこれからの日本の未来を考えさせられる時間となりました。
日本人の未来は?
これは英語が喋れていたらもう少し違った形になっていたのかどうかはわかりません。ただ、英語が喋れたことで、違った機会を手にしていたことは確かだと思います。
英語が喋れたからって偉いわけでもないし、英語が喋れることより大切なことが世の中にはいっぱいあると思います。しかし、グロバール化が進むこの世の中で、自分のやりたい仕事を希望した時に英語が喋れないからという理由で諦めなくてはいけないことを想像すると、一つのツールとして英語が喋れるというものを持っていることが大切なのではないかと思いました。
これからを生きる子どもに必要な力は?
コンピューターやAIの発達。今まであった仕事がデジタルになり、今まで人間にしかできないと思われていた仕事がロボットなどの機械に代わられようとしています。反対に私たちが就職活動していた時代にはなかった仕事が生まれたり…
これからを生きる子どもに必要な力は?英語に限らず、どんな力を子どもに身につけさせればこの世の中を力強く生き抜けるのか?
私も一緒に学ばせていただきながら、子どもの未来を願う親御さまたちと一緒にこのコラムを通じて考えていけたらと思っています。
ご紹介が遅れましたが、Moet To(もえトゥ)と申します。苗字からご想像つくかと思いますが、国際結婚をし、自分自身も英語に苦労した経験を持つライター兼インタビュアーです。日本と海外を行き来して暮らしている中で感じた海外の幼児教育、子育て情報、英語の勉強法など、グローバルアスリートプロジェクトのジェネラルな発信とはまた違った個人的な意見も含めこのコラムでシェアできたらと思っています。
そして、何が正解かわからない子育ての中で悩むママたちのコミュニケーションの場になればいいなとも思っておりますので、時々書かせていただくこのコラムも読んでご意見いただけますと嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
Written by Moet To
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