【サポート選手情報】プロトライアスリート益田大貴選手へ「Rosetta Stone®」による語学習得サポートを開始
世界に挑戦するアスリートを語学面でサポートする「Global Athlete Project(グローバル・アスリート・プロジェクト)」(公式サイト http://GlobalAthlete.jp/) は、このたび、新たにプロトライアスリート益田大貴選手に対して、外国語トレーニングソフト「Rosetta Stone®」(英語)による語学習得サポートを開始しました。
トライアスロンとはスイム・バイク・ランの3種目で行う競技です。距離はトップ選手で30分程度で終わるものから、8時間を超えるものまで様々な大会がありますが、大きく分けて2つあります。一つはオリンピック種目にもなっているスイム1.5km・バイク40km・ラン10kmの距離です。このレースではバイクパートで集団になって走るのですが、当然周りの選手とのコミュニケーションが必要になってきます。逃げたい選手、ラン勝負に持ち込みたい選手、様々な思惑が入り交じるからです。ここでコミュニケーションが取れずに集団の中にいると無駄に体力を使ってしまい、さらに集団の意図が分からず余計な動きをしているとそのレースでは集団の中に入れてもらえても、次のレースからは中に入れてもらえない可能性も出てきます。そういう意味でも言葉というのはとても必要なツールとなります。
もう一つはアイアンマンと呼ばれるスイム3.8km・バイク180km・ラン42.195kmの距離です。世界のトップ選手でも8時間は超える距離です。自分は現在この距離を主戦においています。そして世界を一人で転戦することが多く、困るのは説明会です。通常プロカテゴリーとエイジカテゴリーではルールが違ってきます。コースは同じでも、スイムでプロだけウェットスーツが着れない、バイクでドラフティング(車間距離)の距離が違うなどレースによってエイジの方々と少しずつルールが違ってきます。説明会もプロだけ別です。当然英語で説明会が行われます。日本のレースではスクリーンに言葉や図でわかりやすく説明してくれるレースがほとんどですが、海外では口頭の説明が多く困ります。説明の順はスイム・バイク・ランと種目順で説明されるのが普通なんでなんとなくですが今この説明をしてるのかなぁと思っていますが、困るのは選手側からの質問です。選手がわからないところを質問するので、当然どの種目のことか種目じゃなくてそれ以外のことをいってるのか見当もつきません。。。そして質問タイムが長いと、とても不安になってしまいます。以前フロリダのレースでスイム会場が急遽変更になったことがありました。スイム会場に行ったのに選手がいなくてビックリ!!!外海が荒れていたので内海に変更になっていたのですが、言葉のわからない自分は外海へ。幸い内海のスタート地点までは500mほどだったので事なきを得ましたが、危うくスタートできないところでした。
また海外を回っていると海外プロ選手の中に日本人が一人なので覚えやすいのか、いろんな選手が話しかけてきます。その時にいつも言葉がわからなくて2言・3言で話を切ってしまい申し訳ないなぁと思います。もっともっと話せれば違う世界が見えてくるはずで、競技にも良い影響がでるはずです。自分は以前、ジュニア・U-23の日本代表としてアジア選手権・世界選手権に出ていました。代表チームには当然通訳の方がいて、何も不自由なく海外でのレースをこなすことができました。そしてエリートカテゴリ-となり通訳のいない状況で海外に行くことになった今では、今まで行った海外レースは何だったのかと。。。自分で話をして行動をした海外レースは自分をひと回りもふた回りも大きくさせてくれました。きっと言語がわかってれば今頃もっと大きくなっていたんでしょうね。
若い選手には競技を頑張るのと同じぐらい言語の習得にも頑張って欲しいと思います。海外のいろんな選手・コーチとコミュニケーションがとれると自分にとってたくさん得られるものがあるはずです。その前に自分がもっともっと話せるようにならないと説得力がないのでRosettaStoneを使って頑張ります。
これからも日本・海外を問わず活躍していきたいと思いますので応援よろしくお願いします。