【サポート選手情報】ロードレーサー石上優大選手へ「Rosetta Stone®」による語学習得サポートを開始
世界に挑戦するアスリートを語学面でサポートする「Global Athlete Project(グローバル・アスリート・プロジェクト)」は、このたび新たに、ロードレーサー石上優大選手に対して、外国語トレーニングソフト「Rosetta Stone®」による語学習得サポートを開始しました。
【石上優大選手のコメント】
僕にはツールドフランスで優勝するという、とっても大きな夢があります。その夢を実現するためにはまず海外で通用するプロサイクルロードレーサーにならなければなりません。そのためには、早くから自転車の本場フランスを拠点に戦い、実績を残す必要があります。
昨年夏、チームの計らいでフランス遠征という機会を得ることができました。それまでフランス行きは、まだまだと思っており、フランス語についても将来現地に行くときに始めれば良いと思っていたので、まったくの状況でした。電子辞書と海外旅行の会話本を手に、事前学習もなく行くことになりました。現地にて言葉が通じず困ったことは数えきれませんが、その中でも特に困ったことは、パリから遠征先まで電車を乗り継いで移動したときに、発車時刻間近になっても乗り継ぎの列車がわからず、発車ホームを探し廻ってしまいました。なんとそのチケットは、列車ではなくバスだったのです。バスステーションまで猛ダッシュ、事なきは得たものの、本当に焦りまくっていたのをはっきりと覚えています。
一方レース活動では、初戦で優勝を納めることができたため、次のレースからはフランス人に声をかけられるようになりました。そこでも、言葉がわからないので、笑顔で返すしかありませんでした。レース中においては、先頭交代に加わらない選手に対してフランス人が何か叫んでいましたが、自分にはわかりませんでした。あれは多分「前を引け」などと言っていたのでしょう。健闘むなしく2位でレースが終わって座り込んでいる自分にフランス人が来て、ねぎらいの言葉をかけてくれていたようでしたが、それも笑顔で返すしかありませんでした。さらに、次のレースでは、最終周回に気づかずにゴールスプリントにも加われず結果4位となってしまいました。当然レース前には、ルール説明はあったのですが、理解できずに、またあいにくそのレースに限っては最終周回のとき鐘が鳴らされなかったのでした。このようにフランス遠征では失敗ばかりでしたが、本当に良い経験となりました。
近い将来渡仏した時に供え語学の事前学習がどれだけ大事であるか身を持って知ることが出来たのです。さらに僕が専攻するサイクルロードレースという競技では、コミュニケーションがとても重要です。別府史之プロに相談したところ、ロゼッタストーンがいいということで、今回グローバルアスリートプロジェクトに応募させていただきました。レース活動で最高の成果を得るためにも、1日も早く堪能な会話力を身につけたいと思います。