【サポート選手情報】トライアスリート中西真知子選手へ「Rosetta Stone®」による語学習得サポートを開始
世界に挑戦するアスリートを語学面でサポートする「Global Athlete Project(グローバル・アスリート・プロジェクト)」は、このたび新たに、トライアスリート中西真知子選手に対して、外国語トレーニングソフト「Rosetta Stone®」による語学習得サポートを開始しました。
【中西真知子選手】
私はトライアスロン競技でオリンピックに出場するために1995年にトライアスロンを始めました。トライアスロン史上初となるシドニーオリンピックは補欠でしたが、その悔しさをバネに真剣にアテネオリンピックを目指しました。
私達の競技では、オリンピックに出場するために世界各国で開催されるワールドチャンピオンシップシリーズやワールドカップ、コンチネンタルカップなどのレースを転戦してポイントを獲得し、ワールドランキングをあげていく必要があります。世界を転戦する上で、また世界を舞台に闘っていく上で語学習得の必要性は感じていましたが、私達の競技はあくまで個人競技であり競技中に選手が英語で会話をする機会がほとんどなかったので、後回しもしくはどうしても必要な時には英語を話せるスタッフに通訳をしてもらっていました。
また、私は外国人選手と同じスタートラインに並ぶと、体格の差や雰囲気が気になり負けてしまうタイプの選手だったので、むしろ外国人や外国を気にしないように努力をし、常に日本にいるのと同じ雰囲気を自分の周りに作る事や平常心を保つ努力をしていました。
しかし、2004年にアテネオリンピックに出場し、世界選手権で6位に入賞した事で自分の頭の中が「世界で勝つためには?」という課題でいっぱいになりました。そのために自分に必要だと考えられる課題を1つずつ克服していく過程で「外国選手と外国文化やスポーツ文化を学ぶ」という課題に辿り着き、2011年9月に2週間の単独アメリカ合宿に挑戦しました。この挑戦により何人かのアメリカ人コーチに出会い、トレーニング仲間など、今ではアメリカに理想のトレーニング環境を持つようになりました。そして彼らとの関係が密になればなる程、彼らの事や彼らがくれるアドバイスについてもっと詳しく知りたい、もっと深くコミュニケーションをとりたいと強く思うようになりました。
そのような中、ロゼッタストーンとグローバルアスリートプロジェクトに出会いました。
私は今35歳で現役トライアスロン選手ですが、「あの時もっと勉強しておけば良かった」と思う事と、「今だからこそ勉強できるのだ」と思う事に毎日たくさん出会います。私はトライアスロン選手になる前に約10年間の競泳選手生活も経験していますが、今の自分が昔の自分を振り返ると、競泳選手だった中学高校時代にもっと高い夢を見て、その夢を実現するために必要な勉強をもっと貪欲に学べば良かったと思います。あの当時は嫌でも学校の授業に英語の授業がありました。でも当時の私はただ漠然と教室に座って、ただ漠然と与えられた事をしているだけの生徒でした。大学時代にトライアスロンに転向しオリンピックに出場したり世界で勝負したりできる選手になりましたが、その時ではなく30歳から35歳のスランプの時期に自分の夢を実現するために勉強する楽しさを学びました。
そして今強く思う事は、「何事も遅すぎる事はない!」という事です。私にとって語学の勉強のチャンスは35歳の今訪れました。「自分が本気で英語を勉強するなら今しかない!」と感じたのが今でした。こうして手に入れた絶好のチャンスを逃さず、英語を今後の自分の武器にできるように、ロゼッタストーンの力を借りて一生懸命勉強したいと思います。
私達の年代になると、「もう少し若ければ・・・」と思う事も増えてきます。しかし自分が「今だ!」と思う時に今しかできない事に挑戦する事は勇気はいりますが、とても幸せな事だと思います。自分が今だと思う時にいつも精一杯努力させてもらえる人生を歩ませてもらっている事に感謝をし、身に付けた英語力を使って、日本人としてこれまで学んできた日本のスポーツや文化や技術とこれから学ぶだろう外国のスポーツや文化や技術をミックスして、よりレベルアップした自分とより良い日本と日本のスポーツ界を作っていけるような人間になりたいと思います。