Global Athlete PROJECT

英語を好きにさせる「英語×スポーツ」出張レッスン

「英語好きな人〜?」に対して、自信なさそうに手が挙がった。
しかも全体で4人だけ。
2日間のレッスンが終わり、最後にもう一度、
「英語が好きな人〜?」と聞いたら、笑顔で自信を持って全員の手が挙がった。
これが何よりも嬉しかった。

これは先日、福島県本宮市で行われた出張英語レッスンでのことです。もとみや青年会議所の主催、本宮市と本宮市教育委員会の後援のもと、現地のかわいいかわいい子どもたちに「スポーツを通じて英会話を学ぶ教室」を開いてきました。

出張英語レッスンを希望される方はいつでもご相談ください(^^)

出張英語レッスンのコンセプトと想い

グローバルアスリートの出張英語レッスンは子どもたちに、英語は難しいものではなく、間違えても良い、そしてコミュニケーションツールとして使える楽しいものだと感じてもらうものです。
さらには、世界には多様に異なった面白い人たちがいるというダイバーシティを伝えながら、英語とスポーツの楽しさを知ってもらいたいと強く思っています。今回の出張英語レッスンでも、子どもたちに英語とスポーツを好きになってもらうため、直接的な2つとは違う要素にフォーカスした空間を作りました。さて、それはなんだと思いますか?

1つ目「チャレンジが心底しやすい環境か」
2つ目「ポジティブな雰囲気で包み込めるか」

まず1つ目は、「失敗しても良いんだよ」「たくさんミスをしても良いからトライを続けよう」を実践することです。これらを本当の意味で感じてもらわなければ、楽しく上達することは難しくなってきます。ひたすらテクニックを教え込んで上達させることも出来ますが、私たちグローバルアスリートプロジェクトは子どもたちの「楽しい」と「やりたい」を引き出して永続的に続くモチベーションの土台作りに貢献したいと思っています。子どもたちにミスを恐れずにやってみようと思わせることは思っている以上に難しいのですが、これ、僕たちの得意技なんです(^^)
そして「楽しい」の土台に、徐々に「上手になっていくことが面白い」を掛け合わせていくと、子どもたちの「やらされて学ぶ」ではなく「楽しいから学ぶ」に繋がっていきます。

そして2つ目の「ポジティブな雰囲気で包み込めるか」では、「子どもが意見するチャンスを常に用意すること」と「シャイの皮むき」を大切にしています。「スポーツを通じて英語を学ぶ」ことの利点は何だと思いますか?

これはドーパミンが出やすいことです。ドーパミンが分泌しているときに、友達と競ったり、笑い合ったり、スポーツやゲームに夢中になって大声を出し、とにかく本気になると、子どもたちはテンション高く、自然と大きな声を出して意見を言える状態になります。そして気がついたら、それらのやり取りに使われているコミュニケーションツールがたまたま全て英語だったという仕組みがグローバルアスリートがやっている英語サッカースクールなのです。嫌いな食べ物を好きな食べ物の中に入れて食べてみたら、美味しかった!や、自分で収穫した野菜を味噌汁にいれて食べてみたら嫌いな野菜も食べられた!というように、入り口を変えてみると不思議と違う反応になるのと同じです^ ^

出張英語レッスン初日の出来事

福島県の暖かい県民性もあってか、子供たちは初めの挨拶から元気よく目を見て握手をしてくれた事が印象的でした。
ただ、「英語好きな人〜?」に対して4人しか手を挙げていなかった事に、この子達を絶対に変えてやる🔥と闘志が燃えてきました。

初日、特に最初のメニューは探り探りの状態になるかと思いましたが、予想に反し、子どもたちのボルテージはいきなりウォーミングアップで上がり、ドキドキの出張英語レッスンはスタートしました。ただ、まだまだこの子達の笑顔を引き出し、輝かせすことができると感じたため、改めて先生同士で気持ちの共有を行い、子ども達を含めた「チーム」での関係を大切に空間を創っていきました。

レッスンを行っていく上で、子ども達の「好き」という感情が「スポーツ」にストレートに向いていたので、臨機応変にプランを変えながら、そこに英語というトッピングを入れていったのです。

シチュエーショナルイングリッシュでは、一見おままごとチックに見えるものも、仲間と共に外国人先生相手に英語でショッピングを行い、すべて英語で行なっているにも関わらず、子どもたちがずっと笑顔。高学年クラスでは、美味しいものや、今食べたい物を買うだけでなく、いかに面白い物を買うか、自分なりのアイディアを加えユーモアを求めるものに発展していたのが特徴的でした。

スポーツゲームでは、大きな声で英語を話す事へ何の抵抗もなく実行していたのが印象的で、仲間と競い合うゲームも多いのですが、彼らの競争心を利用し、相手に負けたくない!という負けん気を英語のアウトプットにもスムーズに繋げていくことができました。初めての事にも関わらず、グローバルアスリートの生徒らしい表情、情熱を見せてくれ、素直に「この子たちすごいな!」と感じました。

あっという間に初日は過ぎ、無事終了。
しかし自分たちの中で、完全に殻を破らせる事ができていない子がいて、二日目にかける想いは強くなっていったのです。

出張英語レッスン2日目

準備を行っている時に、一番初めに会場に来たのが、自分たちが殻をまだ破らさせてやれていない子でした。驚いた事に、初日と全く異なった表情で、2日目という事なのか、先生への信頼感、英語スポーツへの期待感、精神的な距離の近さが重々に伝わってきました。開始前にパス交換をしたり、先生からのテクニックチャレンジをトライしたりと前日とは明らかに違う彼がいました。

彼だけでなく、次から次へとグランドにやってくる子ども達の表情は初日の「この人誰だろう?」感はなく、「うぇーい!今日も元気かー!」というような物凄いポジティブな感覚で私たち先生の方へ向かってきてくれました。

初日とは全く違う雰囲気!!「二日目マジック」がそこにはありましたね!

GAオリジナルメニューの1つ「ガチガチプラネット ~Look inside the まんじゅう~」も大盛り上がりで、シチュエーショナルイングリッシュでは、バスの乗車、下車を英語で行い、そこでは最後の生徒がバスジャックを行うキレッキレのアイディアを見せるなど、笑いの絶えないレッスンとなりました!

また1人の子がずっとニコニコ笑顔で、先生達の癒しになっていたり、普段キャプテンをやるキャラではない子がこのレッスンでは自らキャプテンをやりたい!と主張してくれたり、個性溢れる最高の子どもたちと出会うことができ、何より、最後の質問「英語好きなりましたか〜?」に対して、みんなが満遍の笑顔で手を挙げてくれ、初日に殻を破ってやれていなかった子も手を挙げていた事がさらに嬉しい瞬間となり、先生同士喜びを分かち合いました。

子どもたちの未来のために

充実した二日間が子ども達にとって有益で、英語へのスタンスが少しでも良い方向に変わり、英語を好きになってくれていたら、私たちグローバルアスリートプロジェクトにとってこんなに嬉しい事はありません。引き続き、様々な場面で英語に触れる機会があると思いますが、英語はそもそも楽しいものなんだという思いを持ってもらえれば嬉しいです。この本宮市の子ども達だけに留まらず、少しでも英語嫌いの子ども達をグローバルアスリートプロジェクトでサポートしていきたく思っております。
今回の出張レッスンでお世話になった皆さま方、たくさんのご支援頂き、誠にありがとうございました!また、会いましょう!必ず!!

Global Athlete Project

学長 河原隼人

リーダー 松本壮太、リオン

おバカ代表 ダニエル

チアリーダー 林茉菜鹿島詩子